毎朝一回、教習車の運行前点検をします。
当然、運転席にも座りエンジンを始動して調子を確認したり、メーターの表示を確認したりします。
ある朝、某指導員が「〇号車の調子がおかしい、アクセルを踏んでも回転が上がらない」と慌てていました。
別の指導員が「アクセラのMT車は水温が低い時はニュートラルでアクセルを踏んでも回転があがりませんよ!」教えていました。
やはり、マニュアルは読んでおかないと…汗!
左の写真は低温の警告灯(青)が点灯している状態です。アクセラ(教習車)はこの状態ではギアがニュートラルだとアクセルを踏んでもエンジンの回転は上がりません。
巷では超電子化されたB787が電気系のトラブルで話題になっていますが、最近は車も電子化・デジタル化が進んでいます。
昔は(この言葉を使うと年寄扱いされますが…)水温計は針式のアナログでした。
キャブレターやディストリビューターなどのアナログパーツも消えていく運命のようです。
イグニッションSWをONにすると写真のように様々なインジケーターが点灯します。
この状態を確認しないままセルモーターを回している教習生が多いようですが、点灯を確認してからスタートしないと異常を見落とす可能性があります。
免許を取って運転が出来るようになるのはもちろんですが、自分が使う道具としての車の仕組みや取扱い方法もしっかり学んで欲しいと思います。