DSCN2363 左の写真は、昨日、徒歩通勤したときに重度障害者センターで撮影したものです。

この写真を見て「懐かしい」と思ったのは、私だけでしょうか?

実はこの標示板は昔の標識(これから旧標識といいます。)に、よく似ているのです。

旧標識は昭和25年から昭和38年まで使用されましたが、縦長の長方形で、上から日本語説明・記号・英語説明というスタイルでした。
占領軍に配慮して、英語の説明を入れたのでしょうか?

小学校だったか中学校だったかハッキリとは覚えていませんが、廊下に「静かに」「静」「QUIET」という標識が立っていました。
走るなという意味で、この標識を掲示したのでしょう。

「三丁目の夕日」という漫画や映画がありましたが、丁度あの時代の道路標識なのです。
もしかすると映画の中にも旧標識が出ているかも知れませんね。

昭和35年に法令の改廃がありましたが、デザイン体系に変更はありませんでした。

昭和38年3月の改正で、現行標識と殆ど同じデザイン体系になったのです。
外国人にもわかるように国際連合のデザイン体系を基にしていますが、警戒標識はアメリカ系のデザイン、規制標識はヨーロッパ系のデザインとなっています。

詳しく知りたい方は、「国土交通省」のwebページや「KICTEC」という会社のwebページの道路標識何でもコーナーをご覧下さい。